モバイルアプリの市場規模、2020年の総収益は10兆円規模に成長へ -アップアニー

スマートフォンアプリの市場データ分析をおこなうアップアニー(App Annie)社はこのほど、2020年までを対象とした「アプリ市場予測レポート」を発表した。それによると、スマートフォンやタブレットなどモバイル機器のアプリの2016年総収益は、前年比24%増の509億ドル(約5兆7000億円)、2020年には1000億ドル(約11兆円)超の規模に成長する見通しとなった。

この数字は、iOS App StoreやGooglePlay、サードパーティのAndroidストアといったアプリストアを通じた総流通額を示すもの。モバイルアプリ市場の2020年予測値は以下のとおり。

アップアニー:報道資料より

ストア別ダウンロード数では、Google Playの独走状態が続き、2020年までに2015年の3倍以上を示す1664億件に達すると予想。一方、ストア別総収益では、iOS App Storeがトップで、2020年には2015年の2倍となる448億ドル(約5兆円)に成長するとみている。

なお、分野別では、ゲームのシェアが最も多く、2015年は全アプリストアの収益の85%を占めた。その一方で、2015年のAndroidスマートフォンでは「メディア&動画」分野が93%増となったほか、「交通」は123%増、「ショッピング」が160%増を記録。同社はこの結果より、今後は非ゲーム系のアプリがシェアを広げていくと分析。また、Eコマースや広告といった「アプリストアの外側」の収益も大きく成長するとの予想を示している。



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