セコムと東京国際空港ターミナルは、2016年4月から羽田空港国際線旅客ターミナルの警備でウェアラブルカメラ活用の実証実験を実施する。巡回警備員がウェアラブルカメラを胸に装着。警備の現場で問題が発生した場合には、ウェアラブルカメラで撮影した映像がリアルタイムで警備本部のモニターに映しだされることで現場の状況が即座に確認できる。また、位置測位技術、通信技術を活用し、ウェアラブルカメラを装着する警備員の位置情報も警備本部でリアルタイムに把握。事件・事故発生現場への緊急対処もスピーディーに行えると期待されている。
世界各地でテロの危険性が高まっているなか、空港では事件・事故を防ぐためのより高度で機動性の高い警備が求められている。4月からの実証実験では、8台のウェアラブルカメラを試験導入。その状況を踏まえ、本格導入を検討していく。