日本気象協会は2016年7月12日、2016年夏休み期間(7月下旬~8月)の天候情報を発表した。それによると、梅雨明けは九州北部から東海地方は平年並み、九州南部・北陸・関東甲信・東北は平年より遅くなる可能性があり、特に東北では8月にずれ込む恐れもあるとされる。
7月下旬から8月上旬までは西日本(近畿~九州)や奄美・沖縄地方は晴れて暑い日が多く、夜間も気温が下がりにくく熱帯夜が続く見通し。一方、東日本から北日本に停滞する梅雨前線の影響で、関東や北日本(北海道、東北)は曇りや雨の日が多く、蒸し暑い日が続く見込み。
8月中旬からは関東から奄美・沖縄までの広い範囲で晴れて暑い天気となり見通し。厳しい残暑が見込まれ、秋の訪れは遅くなる可能性がある。
日本気象協会では、今年の夏休みは暑い日が多くなるため熱中症への警戒が必要だとして注意を呼びかけている。特に梅雨明け直後の急に暑くなる数日間や、疲労がたまり冷房の涼しさに体が慣れてしまいがちなお盆休み明け、気温の低い日が連続した後に暑くなる日などは要注意だとしている。