日本旅行業協会(JATA)は試験事務代行機関として実施する総合旅行業務取扱管理者試験の2016年度の結果を発表した。それによると、受験者数は1万516名に対し合格者数は2749名、合格率は26.1%。受験者数や合格者数は昨年(受験者:1万63名、合格者:2296名)に比べて増加し、合格率(昨年:22.8%)も上昇した。
職業別では旅行業が1434名で52.2%を占め、大学生が397名(14.4%)、旅行関係以外の会社員が296名(10.8%)、専門学校生が275名(10.0%)と続いた。年齢別では30~39歳が794名(28.9%)、19~23歳が620名(22.6%)、24~29歳が573名(20.8%)、40~49歳が484名(17.6%)だった。
受験区分別では、受験区分A(科目:業法・約款・国内旅行実務・海外旅行実務)は受験者数が696名で最多。
また、国内旅行業務取扱管理者の有資格者や総合旅行業務取扱管理者の研修科目修了者、試験科目合格者を対象にした一部免除の受験区分では、受験区分B(業法・約款・国内旅行実務)や受験区分D(業法・約款)、受験区分F(約款)の受験者数及び合格者数は前年よりも増加しているものの、海外旅行実務を試験科目とする受験区分C(業法・約款・海外旅行実務)は受験者数が479名で前年の630名を大きく下回った。