トラベルプラザインターナショナル(TPI)は、2017年4月1日から始まったJTBグループの新体制に伴い、新サービスブランド「ランダ(landa)」を投入、FIT向けの海外旅行ホールセール事業を強化する。
「ランダ(landa))」とは、「航空券(AIR)」と、宿泊や送迎、現地観光など「地上素材(LAND)」を組み合わせた造語。TPIによると、同社の強みである航空券取り扱いに、JTBグループ海外拠点での仕入力・オペレーション力を活かしたランド素材を組み合わせることで、多様なニーズの具現化、多彩で自由な組み合せによる商品差別化、ワンストップ手配での販売効率化を図る方針だ。
4月からのJTBグループ新体制では、これまで海外FIT事業を担ってきたTPIが、トラベルプラザインターナショナル中部、ティーピーアイ西日本と合併。さらに海外リゾートに強いアールアンドシーツアーズおよび中国ターミナルサービス、JTB九州の一部事業譲渡を受けた。
この新体制スタートを機に、TPIでは海外の地上手配業務を強化する。これまでTPI事業の中核であった航空券ビジネスと組み合わせることで、ホールセラーとして海外旅行の「トータルソリューションサービス」を提供する。
なお、「ランダ」では取り組み第一弾として、専用ラウンジをハワイやミクロネシア方面のショッピングプラザなどに設置予定。その後、東アジアや東南アジアでの導入も進める考え。