グーグル(Google)はこのほど、同社の調査結果をもとに「スマートフォンが変えた旅行予約体験」「Google 検索から見えてきた『日本の夏休み』」と題する調査分析を発表した。
それによると、旅行に関するグーグル検索の利用は、スマートフォンからのアクセスが年率20%で増加。また、出発前の検索ではなく、旅行中(タビナカ)に観光スポットや飲食店、ツアーなどを調査したり予約したりすることが一般化したという。例えば、「(地名)でおすすめのアクティビティ」を意味する英語「things to do in (地名)」を日本で検索するボリュームは年間55%増。逆に日本人がハワイにて日本語で「ハワイおすすめ」といったワードで検索する頻度の上昇もみられたという。
モバイルから検索された旅行関連の検索キーワードの推移は以下のとおり。
また、いわゆる「SNS映え」を意識した旅行先を検索する傾向も定着する傾向にあり、特に日本や米国ではここ1年間での急激な伸びが特徴的だ。「『SNS映え』およびそれに類する検索データの増加(日本)」は以下のとおり。
なお、2017年にグーグル検索で「夏休み」と一緒に検索されているワードのトップは「国内 旅行」。そのほか、2015年からの傾向として「旅行 おすすめ」「家族 旅行」など、旅行に関するワードが安定的に上位を占める。また、海外の避暑地として「ロシア」がランクされた。2015年から2017年までの「『夏休み』と一緒に検索されているキーワード上位 20」は以下のとおり。