カラオケボックスも訪日客のモバイル決済に対応、ビッグエコーが「WeChatペイ」など導入へ

第一興商とNTTコミュニケーションズは2018年6月13日より、カラオケボックスチェーン「ビッグエコー」にLINEが提供する「LINE Pay」と中国モバイル決済「WeChat Pay」を導入する。開始時の対象は、首都圏・札幌・大阪・京都の25店舗。

今回の取り組みは、日本人のほか、中国をはじめインバウンド旅行者の利便性を向上。専用クーポンを提供することでロイヤリティ向上も目指すもの。

対象店舗では、NTTコミュニケーションズのマルチ決済アプリケーション「StarPay」を店舗決済用タブレットに導入。これにより、キャッシュレスによる決済業務簡略化を実現。今後は第一興商の売上管理システム(POS)とStarPayを接続するサービスも運用し、複数の支払い情報の一括管理を実現。効率的な店舗運営につなげる。

なお、第一興商とNTTコミュニケーションズは現在、ICTを活用したカラオケボックスの新たな利用方法として、テレワークスペースを提供するビジネスプランや仲間同士でスポーツ観戦をおこなう「グループビューイング」を提案しているところ。今回の展開では、こういった広範囲なビジネスも視野に、インバウンド・多言語対応を目指すという。

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