【図解】旅行会社トップ5社の8月実績、訪日は日本旅行が2位に浮上、国内はJALパックが2割増 ―観光庁(速報)

観光庁が発表した主要旅行業者49社の旅行取扱状況速報によると、2018年8月の総取扱額は前年比0.9%増の5301億6553万円。そのうち、海外旅行は4.6%増の2235億7521万円、外国人旅行は23.6%増の176億4664万円、国内旅行は2.8%減の2889億4368万円だった。

分野別・上位5社の直近12ヶ月の推移

海外旅行の取扱額上位5社・直近12ヵ月推移比較グラフは以下のとおり。2018年8月は上位5社(JTBグループ12社、H.I.S.グループ6社、阪急交通社グループ3社、KNT-CTグループ13社、日本旅行)のうち、HISが前年比16.1%増で1割増以上を記録。日本旅行は微減となった。

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外国人による訪日旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。8月は上位5社(JTBグループ12社、日本旅行、H.I.S.グループ6社、KNT-CTグループ13社、東武トップツアーズ)のうち、日本旅行がHISを抜いて2位に再浮上。東武トップツアーズは前年比約9割増と大きな伸びを記録した。

※編集部注:過去1年で5位圏内だった楽天は6月以降の数値を公表していないため、グラフでは5月までの推移を示した。

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国内旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。8月の上位5社は、JTBグループ12社、KNT-CTグループ13社、日本旅行、ANAセールス、JALパック。JALパックは他4社がマイナス推移となるなか、前月に続いて約2割増を維持している。

※編集部注:グラフには、過去1年に5位以内となった企業を含めている。楽天は6月以降の数値を公表していないため、5月までの推移を示した。

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旅行商品ブランド全体の取り扱い状況

2018年8月の旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年比4.2%減の1803億4221万円、取扱人数合計は7.6%減の414万4063人。海外旅行は取扱額が3.1%減の537億2630万円、取扱人数が9.2%減の21万4727人。外国人旅行は取扱額が0.5%減の4億5363万円、取扱人数は3.9%増の4万5人。国内旅行は取扱額が4.6%減の1261億6228万円、取扱人数が7.6%減の388万9331人。外国人旅行の取扱人数は増加傾向を示したものの、金額は減少しており単価の低下がうかがい知れる結果に。前月に続き、国内・海外は取扱額・人数ともに前年比減で推移している。

方面別の全体傾向

旅行会社へのヒアリングによれば、海外旅行は欧州・オセアニアが好調。外国人旅行は、おもに欧米豪を中心に個人旅行に加え、MICE事業が好調だった。国内旅行は8月の度重なる台風の影響で出控えの傾向がみられ、人数・取扱額ともに前年より減少している。

※2018年4月より、同統計の対象となるJTBグループは集計値を25社合計から12社合計に変更。KNT-CTホールディングスは11社合計から13社計に変更。エボラブルアジア(エアトリ=旧DeNAトラベル含む4社計)とビッグホリデーが新たに追加された。2018年6月から楽天の数値が非公表となり、5月までよりも1社少ない49社が調査対象となっている。なお、「外国人旅行」は日本の旅行会社によるインバウンド旅行を指している。

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