日本旅行業協会(JATA)はこのほど、「ツアーグランプリ2019」の表彰式を開催した。ツアーグランプリとは、旅行会社のつくる旅行商品の企画力とマーケティング力の向上、「観光立国」の施策に寄与することを目的に実施しているもので、今年で26回目。
国土交通大臣賞は近畿日本ツーリスト関東の「BANANA FISH オフィシャルツアー in NY」が受賞。テレビアニメ『BANANA FISH』に登場するアメリカのロケ地をめぐる内容で、オリジナルコラボグッズ、バス車内で声優ボイスを流すなど、凝った内容が根強いファンの心をつかんだ。
観光庁長官賞(海旅行部門)はクラブツーリズムの「ナショナルジオグラフィックツアー コスタリカ大自然満喫10日間」。KNT-CTホールディングスが上位を独占する形となった。トラベルハーモニーの「ロシア凍結したバイカル湖とオリホン島 仏教国ブリャート共和国9日間」(海外旅行部門JATA特別賞)、ユーラシア旅行社の「ロシア小さな6つの共和国10日間」(海外旅行部門審査委員特別賞)など、今回はロシアを対象としたツアーの受賞も目立つ。応募総数は124件だった。