日光市、世界遺産以外のエリアに回遊促進へ、時速20キロ未満で公道を走る窓ガラスない車両で

栃木県日光市はこのほど、観光庁の「あたらしいツーリズム」の一環として、「日光西町回遊グリーンスローモビリティ」実証実験を開始した。日光西町エリアは、田母沢御用邸記念公園や化け地蔵、金谷ホテル歴史館といった観光資源があるが、世界遺産「日光の社寺」を訪れる観光客の多くが足を伸ばさない現状がある。そのことから、グリーンスローモビリティを運行することで観光客の回遊性を高め、満足度向上、滞在時間の延長につなげたい考え。

グリーンスローモビリティとは、時速20㎞未満で公道を走る4人乗り以上の電動モビリティで、日光市の実証実験では定員9名のeCOM8を使用する。電気で静かに走るため地球環境に優しくマスク越しでも会話を楽しめる、窓ガラスがないため車内が常に換気中、街並みをゆっくり楽しめるといった特徴がある。

期間は2020年11月6日~12月20日で、毎日運行。時間は9~16時の約30分間隔(12~13時を除く)。世界遺産エリアと西町エリアを結ぶ周遊ルートを考案した。

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