KNT-CTホールディングス代表取締役社長の米田昭正氏が、2022年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
米田氏は厳しい状況が続く中、持続的な成長を実現するため、「事業構造改革」を継続し、DX化の推進や新領域への挑戦を拡大するハイブリッド・コミュニケーション・カンパニーを目指すと説明。スマホ起点の趣味のコミュニティーや、専門知識の豊富なアバターによるコンシェルジュサービス、地域性を生かしたサステナブルな宿泊施設を提案する予約サイトなどを拡充し、世界的な環境への意識の高まりとお客様の「旅したい」思いに応えながら、持続可能な社会の発展に貢献するとしている。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
2022年 年頭あいさつ
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
一昨年から続く新型コロナウィルスの感染拡大は未だ収束を迎えることが出来ず、国内経済も昨年10月に緊急事態宣言が解除されたとはいえ、未だ不透明な厳しい状況が続いております。
旅行業界におきましては、海外旅行や訪日旅行の催行中止はもちろんのこと、国内での移動の自粛やイベントの人数制限により、多大な影響を受けております。そのような中、皆さんの記憶にも深く刻まれた昨夏の国際的スポーツイベントは無観客ながら開催され、当社もパートナーとして大会関係者バス輸送業務を通じて大会運営の成功に貢献することが出来たことは大きな喜びでありました。
2022年については、新型コロナワクチンの定期的な接種、PCR検査の拡大、医療供給体制の強化などにより、経済活動の本格的再開の兆しが見えてきているものの、新たな変異株の出現などもあり、なお予断を許さない状況にあります。
このような情勢のもと当社では、厳しい経営環境に対処し、持続的な成長を果たすため「事業構造改革」を継続し、DX化の推進や新領域への挑戦を拡大するハイブリッド・コミュニケーション・カンパニーを目指してまいります。具体的には、KDDI社とともに推進するスマートフォン起点の趣味の新たなコミュニティー「クラブツーリズムPASS」、スマートフォンやPCから旅行の専門知識豊富なアバターとコミュニケートしていただける「旅のアバターコンシェルジュ」、地域の特色を活かすサステナブルな宿泊施設を提案するハイクラスサイト「Blue Planet」といったサービスを拡充してまいります。更にはBPO事業を拡大し、地域創生事業などで積極的に新世代の旅を紹介してまいります。
世界各国が環境に対する意識が高まる中、当社におきましてもSDGsに貢献できる様々な取組みを実践し、すべてのお客様の「旅したい」という思いに応えつつ、持続可能な社会の発展に貢献してまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
KNT-CTホールディングス株式会社
代表取締役社長 米田昭正