観光庁、DMOの体制強化へ、専門人材登用や採用活動など支援、事務局の公募を開始

観光庁は、「観光地域づくり法人（DMO）の体制強化」を実施する事務局の募集を開始した。この事業は、観光庁に登録されたDMOのさらなる体制強化のための一部経費を国が補助するもの。インバウンドに対応したDMOの体制整備を促進し、全国各地で世界に誇る観光地の形成を促進することを目的とする。

具体的には、専門的知見や外国人目線を有する外部専門人材の登用に必要な費用を支援。インバウンドに関するデータ分析とそれに基づく誘客/観光消費戦略の策定、外国人旅行者に選ばれる魅力的なコンテンツの開発・強化、外国人旅行者が快適かつ安全に周遊・滞在できる受入環境の整備、国外向けの戦略的な情報発信・プロモーションを進める。補助額は上限1500万円。

また、採用活動、人材交流、海外視察、セミナー・研修など中核人材の確保および育成に係る費用を支援する。補助額は上限500万円。

このほか、安定的な財源の確保に向けた計画の策定では上限500万円を支援。地方税や受益者分担金などの導入に向けた合意形成のために実施される勉強会などに上限200万円を支援する。

事務局の公募期間は2023年1月26日～2月15日15時まで。