Visaのタッチ決済が拡大、訪日客の交通機関での利用件数は2.2倍に、利用者の消費が高額になる傾向も

ビザ・ワールドワイド・ジャパンによると、タッチ決済に対応したVISAカードの日本での発行枚数が、2023年3月末で1億枚を超えた。2013年5月の発行開始以降、2019年6月末時点で累計1000万枚を超えたが、コロナ禍を挟み、4年弱で急拡大を遂げた。タッチ決済の公共交通機関での導入も増えており、直近2年間で26都道府県の42プロジェクトにまで増えている。

一方、全世界ではすでに対面取引の57%がタッチ決済にシフト。650以上の公共交通機関で導入されており、移動においてもあたり前の決済手段になっている。訪日外国人旅行客が日本での旅行中に使用するケースも増加しており、公共交通機関でのタッチ決済の利用件数は、この半年で2.2倍に拡大した。

訪日客を対象にした調査によると、88%の人が「タッチ決済の導入で公共交通機関の利便性が高まった」と回答。共交通機関でタッチ決済を利用した人は、利用していない人よりも日本での月間平均利用額が高いことも判明した。その差は、海外カード会員の場合、約6割も高いという。

これらを踏まえ、ビザ・ワールドワイド・ジャパンでは、公共交通機関でのタッチ決済の導入は、経済波及効果も期待できると考えている。

発表資料より

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