アラスカ航空、ハワイアン航空の買収を完了、近日中に航空券の相互販売を開始

アラスカ航空は、ハワイアン航空の買収を完了したと発表した。今後、米連邦航空局(FAA)から単独運航許可証を取得するための手続きを開始。許可を受ければ、両航空は統合された旅客サービスシステムを持つ単一の航空会社として運航を行うことになる。

FAAの許可が取得できるまでの間、両航空は別々の航空会社として運航を継続し、統合プロセスが完了するまでそれぞれ独立したウェブサイト、予約システム、マイレージプログラムを継続する。

また、近日中に、両者の会員プログラム「HawaiianMiles」と「Mileage Plan」の会員は手数料無しでマイルの相互交換が可能になる予定。さらに、アラスカ航空のウェブサイトでハワイアン航空便、ハワイアン航空のウェブサイトでアラスカ航空便の購入が可能になる。

統合後は、アラスカ航空グループCEOのベン・ミニクッチ氏が指揮を執る。アラスカ航空の前ハワイ/太平洋地区社長兼ホライゾン航空社長のジョー・スプレイグ氏が、FAAから単独運航許可証が交付されるまでの間、ハワイアン航空の最高経営責任者を務める。

今回の統合によって、2億3500万ドル(約341億円)以上のシナジー効果を見込む。また、最初の2年以内に1桁台後半の増益、3年目までに10%台半ばの投下資本利益率(ROIC)も見込んでいる。

アラスカ航空グループは、シアトル、ホノルル、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ポートランド、サンディエゴ、アンカレッジを拠点として、海外も含めて140以上の都市に毎日約1500便を運航している。

※ドル円換算は1ドル145円でトラベルボイス編集部が算出

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