世界遺産・宮島エリアで、Apple Pay/Google Payのスマホ決済を一律導入、国内客やインバウンド向けに ―JCB

ジェーシービー(JCB)は、世界遺産・日本三景の宮島で2024年10月18日~10月25日の期間中、国内外の旅行者向けに、Apple PayおよびGoogle Payで決済できるNFCタグ決済サービスを導入する。

観光庁が実施する「特別な体験の提供等によるインバウンド消費の拡大・質向上推進事業」に採択された「世界遺産の島・宮島での特別体験」事業の一環。中国新聞社と廿日市市が連携して企画している。

NFCタグ決済とは、利用者自身のスマートフォンだけで決済を完結することができる完全非接触型の決済サービス。利用者はスマホをかざすだけで決済が可能で、店舗側の操作も不要でスピーディーに決済ができる。また、NFCタグは小型で電源不要のため柔軟に設置場所を決めることもできる。

今回のサービスは、Apple PayとGoogle Payに対応済みのカード会社発行のカードで利用が可能。このため、インバウンド旅行者、国内旅行者の双方の利便性向上や消費拡大につながると期待されている。一方、キャッシュレスインフラを整備することで、店舗側の業務効率化にもつながるとしている。

JCBはこれまで、NFCタグ決済を特定の施設や特定の店舗で導入してきたが、観光エリアで複数店舗に対して一律で導入するのは初の試みとなる。宮島をモデルケースとして、全国の観光地への横展開も視野に入れる。

報道資料より

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