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南海電鉄は、大阪の通天閣観光の発行済株式70.8%を取得、子会社化することを決議した。今後、通天閣、公共交通、不動産といった多様なリソースを掛け合わせる体制を構築し、「グレーターなんば」構想をはじめとしたエリアマネジメント戦略を推進していく。
「グレーターなんば」構想は、来年の大阪・関西万博、2031年のなにわ筋線開業などを見据えて、なんば駅と新今宮・新世界をつなぐ南北軸を中心としたエリアに賑わい空間を創出、「なんば」の魅力を高めることを目指すもの。
通天閣は、大阪新世界エリアの観光拠点。最近では新たなアトラクションとして「タワースライダー」を設置した。インバウンド来訪者も増加しており、新世界とともに大阪有数の観光地として人気を集めている。