中国の春節前後の休暇期間、国内旅行者は約90億人と予想、鉄道5億人、航空9000万人、ともに過去最多の見込み

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中国国営メディアは、2025年1月28日から始まる春節の休暇を前に、1月14日から2月22日までの国内旅行者が延べ90億人に達するとの見込みを明らかにした。国家発展改革委員会(NDRC)は記者会見で、総旅行者のうち約80%が自家用車による移動で、ついで鉄道と航空が続くと発表。鉄道利用者は5億1000万人、航空利用者は約9000万人と、いずれも過去最多になる見込み。

中国当局は、昨年も国内旅行者数を90億人と予想したものの、実際はその予測を下回る84億人だった。今年も、中国経済が低迷していることから、予測通りになるかは分からない。

中国政府はここ数カ月、金利引き下げや消費財下取り制度の範囲拡大など、一連の景気刺激策を打ち出しているが、これまでのところ持続的な回復には至っていない。また、1月20日にドナルド・トランプ氏が次期大統領に就任すれば、新たな関税問題に直面する恐れがある。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいてトラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。