条件達成で旅行者の交通費を自治体やDMOなどが負担するアプリ「FreeTraffic」を運営するFourwin社はこのほど、農業ワーケーション「No 農 No LIFE」を展開するPerma Future社との連携を開始した。
「No 農 No LIFE」を利用して地域で1日3~4時間働くと、宿泊費と交通費を負担せず地方で滞在可能になる仕組みで、農業ワーケーションとの連携で実証実験をおこなう。場所は北海道南部にある人口約1300人の島牧村。ヤマト北栄水産での生たこの出荷作業や鮮魚の箱詰め、宮内温泉旅館の清掃作業の手伝いを募集する。宿泊、テレワーク環境は宮内温泉旅館が提供する。作業後や休日は、近隣の観光スポットを訪れることも可能となる。
最短3泊4日から2週間の期間で、参加1回あたり5500円で受け付ける。島牧村地域おこし協力隊員の刑部広平さんは、「地元の産業に貢献できる仕組みの一歩を踏めることがうれしい。結果から改善点を洗い出し、より洗練されたサービスを目指したい」と話している。
旅行者の交通費を自治体やDMOなどが負担するアプリ「FreeTraffic」は、GPSでの出発地点と目的地点の検知、アプリ内に登録されている施設での宿泊、対象店での支払いなどの条件達成で交通費や宿泊費が実質無料となるサービスを提供。自治体やDMOとの実証実験などを進めている。