東京・千代田区観光協会、今年の「さくらまつり」はサステナビリティ重視、ボートの事前予約制やカーボンオフセットなど

東京・千代田区観光協会と千代田区は2025年3月12日~4月23日の期間中、東京の春の風物詩である「千代田のさくらまつり」を開催する。今年は、観光振興、地域振興、環境保全の3つの輪を循環させる取り組みでサステナブルツーリズムを意識したイベントとする方針だ。

約700メートルにわたる千鳥ヶ淵の夜桜ライトアップ、桜をお濠の水上から堪能できる千鳥ヶ淵ボート場の乗船、周遊を促すリアル謎解きゲームに加え、桜の時期に区内で開催されるイベントを「千代田のさくらまつり」と総称。カーボンオフセットによるライトアップや乗船の事前購入制度、周遊企画など、環境保全や混雑改善にも取り組む。

例年、多くの乗船希望者で賑わう千鳥ヶ淵ボート場の夜間乗船には、事前購入制「スマートチケット」を導入し、混雑緩和を図る。料金は1艘1時間につき1万円。売上の一部は千代田区さくら基金へ寄付し、混雑緩和と景観保全の両面を図る。当日券は1艘1時間あたり1600円。

千鳥ヶ淵緑道の夜桜ライトアップでは、熱の発生が少ないLED電球を使用。また、地方連携による再生可能エネルギー供給の仕組み「Eサイクルちよだ」を活用し、千代田区と連携自治体である「群馬県嬬恋村」と「茨城県神栖市」の再生可能エネルギーを使用し、ライトアップに使用した電力の CO2 排出をカーボンオフセットによりゼロにする。

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