シンガポール政府観光局、万博パビリオン全体像を発表、多様な人々受け入れる都市国家を表現

シンガポール政府観光局は、大阪・関西万博のシンガポール・パビリオンとして、2025年4月13日から10月13日までの184日間、万博に参加する。このほど、展示の全体像を発表した。

パビリオンのテーマは「ゆめ・つなぐ・みらい」。シンガポールは2025年に独立60周年を迎え、人々の力が育む夢、自然との調和を大切にしながら、多様な人々を受け入れる都市国家を目指す夢を描く。

メインはシンガポールの愛称「Little Red Dot (小さな赤い点)」からインスピレーションを得た赤い球体のデザインで、夢の集合体として「ドリーム・スフィア(The Dream Sphere)」と表現する。アニメーションやアート・インスタレーションを用いるほか、人々が動植物と調和して共存する都市づくり、さらに来場者が自分の夢を「ドリーム・ディスク」に描いてパビリオンに集う人々と共有できる仕掛け「ドリーム・リポジトリ(夢の集まる場所)」を用意する。

また、「Shiok!(シオック)」という、シンガポールで美味しいものを食べたときの喜びを表現するカフェでは、独立60周年記念事業の一環として、シンガポール自然協会や日本人会、障がいとインクルージョンのための機関、若者など、さまざまなコミュニティの人々の夢を60枚のディスクに描いたインスタレーションを展示する。

ドリームメッセンジャーと呼ぶメインキャラクターは、シンガポール原産の鳥のクリムゾン・サンバードをモチーフにした「サニー」。体が赤く、小柄ながら活発なのが特徴で、パビリオンでは日本の折り紙を使ってサニーを折り、写真に撮って自身の夢とともにSNSにシェアするキャンペーンも実施する。

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