沖縄観光コンベンションビューロー、観光客の動向把握レポートに機能追加、市町村別の宿泊者数や、スポット別の滞在時間帯を可視化

沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は、観光マーケティングレポート「おきなわ観光地域カルテ」のバージョンアップを実施した。市町村別の宿泊者数やスポット別の滞在時間帯の可視化を加えた。

宿泊分析では、発地(推定居住エリア)と異なる場所で、夜間(翌日1:00~4:59)に位置情報が最も多く検知されたスポットを宿泊地と定義し、人数をカウントすることで「宿泊者数」を可視化。また、従来から公開している「来訪者」のデータと組み合わせることで、「来訪者が宿泊した市町村」や「宿泊者が訪れたスポット」などの把握も実現した。

時間帯分析では、1時間単位で滞在中に位置情報が記録された人数をカウントし、市町村単位およびスポット単位で公開。また、宿泊あり/なしのフィルタ機能を活用することで、宿泊者と日帰り来訪者との行動の違いを比較・分析することも可能にした。

このほか、これまでは最大で上位20位までのスポット名のみを公開していたが、今回のバージョンアップで、登録されているすべてのスポット情報を公開した。

「おきなわ観光地域カルテ」は、ブログウォッチャー社がデータ提供するデジタル観光人流モニタリングサービス「おでかけウォッチャー」を活用したもの。現時点では、新たに公開した「宿泊」「時間帯」のデータを含め、「来訪者数」「属性(発地・性年代)」「行動」「周遊」「イベント」の、全7つの切り口で地域のデータを可視化している。

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