観光立国推進閣僚会議の下部組織「観光立国推進ワーキングチーム」は2013年5月20日の第3回会合で、中間とりまとめを行なった。観光立国推進ワーキングチームは観光立国実現のアクション・プラン策定に向け、関係府省が横断的に推進する必要がある施策を検討する目的で設置されたもの。
このなかで、世界の人々をひきつける観光立国実現には「知ってもらう」「来てもらう」「満足してもらう」「人と知恵、更には投資を惹きつける」の4点が重要と提起。このそれぞれについて、新規性の高い内容の施策を中心に取りまとめた。
例えば、「知ってもらう」では、「ビジット・ジャパン」「クールジャパン」「インベスト・ジャパン」、日本食の海外展開等の取り組みが従来それぞれで推進され、日本ブランドとしての統一感が不十分だったとし、今後は戦略性を持った日本ブランドの発信と計画的な共同プロモーションを実施する。
また、「来てもらう」ではビザ要件の緩和について、日・ASEAN友好協力40周年を契機に「年内のできるだけ早期に、ASEAN諸国からの観光客に対して、ビザ要件の緩和を更に進める」ことも記載した。このほか、詳細については観光庁のホームページへ。
なお、観光立国推進閣僚会議では観光立国を実現するためのアクション・プログラムを、今夏をめどに策定する予定だ。