スマホのサイト閲覧、頻度はパソコンの2倍、誤操作は4割

スマートフォンの普及に伴い、スマートフォン経由のウェブサイト閲覧が大幅に増え、これまでPC中心だったサイト提供側も「スマホ対応サイト」の拡充が不可欠となっているようだ。

マーケティングリサーチのリビジェンが、PCとスマートフォンでのウェブサイト利用の違いを調べるため、10~30代の男女500人に調査を行ったところ、ウェブサイトの閲覧頻度について、スマートフォンでは「毎日」と答えた人が79.8%に上った一方、PCでは39.4%と、スマートフォンの約半数にとどまった。ただ、小画面のスマートフォンによるPCサイト閲覧には不自由さを感じている人も多く、「ボタンが小さいため誤って他の記事や広告をクリックしてしまうことがある」と41%が回答した。

そのほか、「画像を拡大できないことがある」「画像やメニューが大きすぎてスクロールが面倒」「文字数の多いものは読むのが疲れる」「何のボタンが分からないものがある」「スマートフォンでは見たい動画が再生できない」などの声が上がっている。また、スマートフォンでウェブサイト閲覧時にPCサイトとスマホ対応サイトの表示切り替え案内が出た際、「どちらを主に見るか」との問いには、57.8%が「スマホ対応サイト」を選び、「意識していないため分からない」は22.2%、「PCサイト」は20%と少数派。スマホ対応サイトの重要度が高くなっているようだ。

ただし、使いやすさを求められているとはいえ、従来のPCサイトに見慣れた人にとって「レイアウトやデザインが変わりすぎると使いづらい」という意見もあり、こうしたユーザーの多様なニーズに応えられるサイトづくりが求められている。


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