海外の在留邦人数が過去最多の125万人に、企業進出も2989拠点増加で記録更新 ―外務省

外務省は在外公館などを通じて「海外在留邦人実態調査」を実施、2013年(平成25年)10月1日の時点で海外に在留する邦人総数は、前年を0.7%(8686人)上回る125万8263人となり、過去最多記録を更新した。同時に実施した「海外進出日系企業実態調査」でも、海外に進出している日系企業の総数(拠点数)は少なくとも6万3777拠点に上り、前年より4.9%(2989拠点)増加し、こちらも過去最多を更新した。

海外在留邦人実態調査によると、地域別の分布では北米が全体の38%を占める47万4996人。次いでアジアが29%となる36万2878人、西欧が15%となる19万4406人で、これら3地域で全体の8割を占めている。前年との比較では、大洋州は4.7%増、北米が0.5%増、南米が1.2%増となる一方、西欧は0.2%減、アフリカは2.4%減となった。

国別に見ると、米国が全体の33%で41万2639人、中国が同11%・13万5078人、オーストラリアが同6.5%・8万1981人、英国が同5.3%・6万7148人、カナダ同5.0%・6万2349人となっており、この5カ国で全体の6割を占めている。

在留邦人のうち長期滞在者(永住者を除く3カ月以上の滞在者)は、前年より0.2%・1798人多い83万9516人で、全体の67%を占める。アジアが全体の40%となる33万9860人、次いで北米の32%・27万2355人、西欧の17%・14万608人。これら3地域で長期滞在者の9割を占めている。

(トラベルボイス編集部)

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…