KNT-CTホールディングスの2014年11月の旅行取扱額は、国内旅行が前年比0.1%増の341億308万円、外国人旅行が20.6%増の12億903万円となったが、海外旅行が10.3%減の124億6252万円となり、総額では2.6%減の484億4245万円と前年を下回った。
事業別では団体旅行が引き続き好調。海外の一般団体が、2013年の大型SIT旅行の反動で9.8%減の27億8448万円と減少したものの、学生団体は修学旅行や研修旅行が堅調で29.9%増と2ケタ増を達成。海外団体で3.0%増の46億9872万円となった。国内は、一般団体、学生団体ともに前年を上回り、国内団体で5.9%増の103億3848万円となった。
企画商品は国内旅行のメイトが0.7%減とほぼ前年並みだったが、海外旅行のホリデイが商品ラインナップ数の縮小で43.4%減の13億4375万円に減少。他社企画も振るわなかった。個人旅行は国内旅行が3.0%増、海外旅行が2.5%増となり、前年を上回った。
好調だったクラブツーリズムは今回、前年を大きく下回った。海外旅行はアメリカ・オセアニア、SIT商品が堅調だったものの、円安やエボラ出血の影響などを受け、16.0%減の32億2107万円と2ケタ減。国内旅行も主力の紅葉商品が不振で、6.6%減と下回った。クラツーではテーマ旅行部門が唯一、7.9%増で前年を上回った。