観光庁はこのほど、国内の観光関連事業者を対象とした「訪日外国人へのSIMカード販売とモバイルWiFiルーター貸出サービス」参画企業の募集を開始した。
外国人案内所や、空港、クルーズといった観光関連事業者や百貨店・免税店、コンビニエンスストアなどに広く呼びかけ、2015年12月末から1月まで実施予定の「SIMカード・モバイルWiFiルーター利用促進キャンペーン」への参画を求めるもの。
このキャンペーンは、国内で無料WiFiスポットなどの通信環境整備が進むなか、あわせて拡充が求められる機材面への需要に応じるためのもの。国内での機材販売やレンタルサービス提供拠点を拡大、訪日外国人旅行者への認知向上、さらにモバイルデバイス利用促進を実施する。
参画事業者は、観光庁を通じてキャンペーンツールや告知媒体への掲載といったサポートを得ることができるほか、広報媒体(ウェブサイト、海外ブログなど)を通じた周知もおこなわれる。また、店舗にてSIMカードの説明担当スタッフが必要な場合も支援を行うとしている。
応募できる事業者は、訪日外国人旅行者が立ち寄りやすい施設で、場所や体制面でSIMカード販売やルーター貸出に対応できることが基本的な条件。外国人への対応のための説明ツールなどは観光庁から提供される予定だ。
以下は、無料Wi-Fiスポットの普及促進に向けて無料公衆無線LAN整備促進協議会が提唱しているシンボルマーク。
2015年12月から実施されるキャンペーンの展開イメージは以下のとおり。
今回の募集は2015年12月8日正午まで。申請先や申請書式は以下から入手できる。