トラベルズー・ジャパンが中国人会員を対象に実施した旅行意識調査で、約4割が「日本を訪れたい」と回答、3年連続で日本が首位となった。2位はアメリカ(33.05%)、3位はオーストラリア(28.19%)だった。
「中国人が訪れたい国ランキング」過去3年間の推移は以下のとおり。
日本で人気のある宿泊施設のトップは「温泉エリアや京都、北海道などの大都市圏外の旅館の露天風呂付き部屋」(53.4%)。次いで、「東京や大阪などの都市でのビジネスホテル」(40.6%)、3位「温泉エリアや、京都、北海道などの大都市圏外の旅館での和室」(38.8%)。そのほか上位5位には外資系ラグジュアリーホテルやAirbnbなどのホームステイもランクイン。質の高い和風旅館に宿泊したい中国人の増加傾向に加え、さまざまなバリエーション宿泊施設に人気が広がっていることが判明した。
「日本で泊まってみたい宿泊施設」トップ5は以下のとおり。
日本で食べたい食事の1位は「寿司」(51.9%)、2位「和食・懐石料理」、3位「和牛ステーキ」(40.0%)と続いた。そのほか、「ラーメン」(27.5%)、「居酒屋」(26.0%)、「伝統的な日本の家庭料理」(18.5%)もランクイン。和食の王道がトップ2を維持したほか、昨今世界で話題になっているグルメやB級グルメ、家庭料理なども登場。中国人がさまざまな日本の食文化に興味を持つ様子がうかがえる結果となった。
「日本で食べたい食事」トップ10は以下のとおり。
なお、旅行の様子や写真・ビデオなどを発信したりシェアするツールを調べたところ、「Wechat(微信)」が約8割で圧倒的1位となった。2位は「Weibo(微博)」(8.7%)、3位「Facebook」(2.6%)、4位「インスタグラム」(2.8%)、5位「Whatsapp」(0.5%)だったという。
この調査は、旅行が好きなトラベルズーの中国会員2111名を対象に実施したもの。調査期間は2015年11月16日から12月19日。