エイチ・アイ・エス(HIS)は、2016年ゴールデンウィーク(2016年4月28日~5月6日)の予約状況を発表した。これによると1位は4年連続でハワイ、2位は台北。3位以下は順位の変動があるものの、トップ5は前年と同様のソウル、バンコク、グアムがランクインした。
今年は3連休が2回あることで台北やソウルなどの近場のアジアが上昇。一方、同じ近場でもグアムについては、平均4日間の旅行が人気があるため今年はランキングが下がったとする。
また、トップ5のようにレジャー需要が高く、旅行先の定番となっている地域は自由旅行へのシフトが強まっているのも今年の特徴。特にゴールデンウィークのパッケージツアーでは延泊などのアレンジが難しいことや、ダイナミックパッケージの浸透などを受け、自由度の高い旅行が増えているという。
伸び率では、60周年イベントを実施しているカリフォルニア・ディズニーランドのあるアナハイム(アメリカ)が550%増でダントツで1位となった。このほかアメリカは、オーランド(93%増)、ロサンゼルス(9%増)もトップ5に入り、人気が急上昇している。
【HIS 2016年ゴールデンウィーク旅行予約ランキング】
国内旅行の1位は沖縄、新幹線開業と桜の北海道も上昇
国内旅行では1位が沖縄、2位が北海道、3位が九州で、昨年同様のランキングに。このうち、新幹線の開通に加え、ちょうど桜の見頃を迎える北海道では、函館の桜の名所を巡る観光バス「ツインクルバス函館・北斗さくら号」を組み込んだ新商品が好調に推移しているという。