欧州連合(EU)の欧州委員会は2016年6月16日、EU域内での飛行禁止航空会社リストを更新した。これは、国際安全基準に則して決定されるもので、EUで2015年12月に採択された航空戦略の最優先事項に位置付けられている。
今回の更新によって、ザンビアのすべての航空会社が規制解除となったほか、エア・マダガスカル、インドネシアのシティリンク、ライオン・エア、バチク・エアもEUへの乗り入れが可能に。また、昨年4月に実施したアセスメントを経て、イラン・エアの大多数の機材についてもEUでの運航を許可する判断をおこなったとしている。
これらの結果、飛行禁止の航空会社は全216社。そのうち国の安全性の問題による禁止が19か国の214社、航空会社の安全性の問題による禁止はイラク航空とブルーウィング航空(スリナム)の2社となっている。