米マスターカードがこのほど発表した「2016年度・世界渡航先ランキング」によると、世界でもっとも海外からの渡航者数が多い都市はバンコク(2016年予測値 2147万人)。2位がロンドン(同1988万人)、3位がパリ(1803万人)。日本では東京が9位(同1170万人)にランクイン。トップ10都市のうちアジアが半数を占めた。
世界渡航先ランキング 2016(渡航者数)上位 10 都市
※順位:都市(2016年渡航者数 予測)
- 1位:バンコク(2147万人)
- 2位:ロンドン(1988万人)
- 3位:パリ(1803万人)
- 4位:ドバイ(1527万人)
- 5位:ニューヨーク(1275万人)
- 6位:シンガポール(1211万人)
- 7位:クアランプール(1202万人)
- 8位:イスタンブール(1195万人)
- 9位:東京(1170万人)
- 10位:ソウル(1020万人)
また、2009年から2016年までの成長率の1は大阪(成長率24.15%)。2位には中国・成都(同20.14%)、3位はアブダビ(同19.81%)。東京も5位にランクインしている。
急成長渡航先ランキング 上位 10 都市
※順位:都市(2009 年~2016 年)
- 1位:大阪(24.15%)
- 2位:成都(20.14%)
- 3位: アブダビ(19.81%)
- 4位: コロンボ(19.57%)
- 5位: 東京(18.48%)
- 6位: リヤド(16.45%)
- 7位: 台北(14.53%)
- 8位: 西安(14.20%)
- 9位: テヘラン(12.98%)
- 10位: 廈門(12.93%)
なお、渡航目的と消費支出に関する調査では、渡航者が最多のバンコクでは85.6%が、東京でも72.5%がレジャー目的での渡航。一方で、上海は半数を超える54.6%がビジネス目的の渡航だった。支出に占める宿泊費の割合が多い傾向にあり、パリ、ミラノ、ローマ、アムステルダム、ウィーンでは渡航先での総支出額に対する宿泊費の割合が40%以上に。反面、バンコク、ソウル、大阪、上海、イスタンブールでは総支出に占める宿泊費は3割以下。ショッピング支出が占める割合がもっとも多かった渡航先はソウル(58.7%)。次いでロンドン(46.7%)、大阪(43.4%)、東京(43.1%)だったという。
この調査は、海外からの渡航者総数と渡航先都市での消費額で世界の都市をランク付けするもの。調査対象は132都市。公表値をもとに同社独自のアルゴリズムで算出した。