外務省、ドイツのクリスマースマーケット車両突入事件で注意喚起

写真:AP通信( 2016年12月19日ベルリン)

外務省は2016年12月20日、海外安全ホームページ上でドイツへの渡航者に向けた注意喚起を発出した。20日(日本時間)にベルリン中心部ブライトシャイト広場のクリスマスマーケットで発生した車両突入事件を受けたもの。少なくても9名が死亡し、50名以上が負傷。現地警察当局によれば、突入した車両に乗っていた2名のうち1名が死亡、1名は拘束したと報じている。

ドイツでは2016年7月、バイエルン州のヴュルツブルグ近郊及びアンスバッハでテロ事件が発生。10月にはザクセン州にて爆弾テロ計画の疑いでシリア人を検挙、11月と12月にもクリスマスマーケットを狙う爆弾テロを試みた事案が発生。今後も同様の事件発生の懸念があるとしている。

これらを踏まえ外務省ではドイツへの渡航・滞在予定者に対し、クリスマスマーケットには近づかないように注意喚起。また、テロの標的になりやすい政府や軍、警察関係機関の施設や車両、宗教関連施設、各種集客施設などに行く際には周囲の状況に注意を払い、安全確保に十分注意するように呼びかけている。具体的な内容は、海外安全ホームページへ。

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