GDS事業を手掛けるインフィニトラベルインフォメーション代表取締役社長の藤木悟氏が、2017年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
藤木代表は旅行・航空業界を取り巻く現在の動向について、堅調なインバウンド市場の拡大やアウトバウンド市場の回復傾向といった好要因とともに、ビジネス環境に目まぐるしい変化が起きていることに言及。2017年も、常に変化を先取りしながら新たな価値創造につながるサービス・プロダクトを提供し、あらゆるビジネスパートナーと一緒になって成長を遂げていきたいとする強い意欲を示している。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
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2017年 年頭所感
―新しい価値をお届けするためのさらなる進化を目指して―
あけましておめでとうございます。
昨年中はひとかたならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。深く御礼申し上げます。
2016年の旅行・航空業界を振り返りますと、インバウンドは継続的な訪日プロモーションの奏功や力強い訪日需要に応えた航空路線の新規就航・増便により大幅な伸びが続くなかで、長らく低迷していたアウトバウンド(日本人出国者数)もようやく前年を上回り回復の兆しを見せていることは、非常に喜ばしいことです。
ただ一方で、われわれの業界を取り巻くビジネス環境は、これまで以上に目まぐるしい速さで変化し続けています。弊社としてもその変化に適応し、あるいはその変化を先取りして、新しい価値を持ったサービス・プロダクトを提供できるよう取り組んで参りました。
例えば、LCCの台頭。基盤整備として従来のFSC(Full Service Carrier)コネクティビティだけでなく、LCCとの接続にも力を入れております。特に韓国系LCCについては全航空会社と契約を締結し、旅行会社の皆様が販売しやすい環境を整えました。また、第三国間流動を含めBSPではカバーされていないLCCの予約・販売ツールとして、日本語版WebソリューションやAPI接続による『INFINI LCC Search』も提供しています。
昨年末にはINFINI LINX PLUSと連動して、安全・安心・簡単な精算業務を行うことができる『INFINI Virtual Card Payments(INFINI VCP)』をリリースいたしました。旅行会社の皆様の業務効率化をサポートするだけではなく、利用額に応じたコミッションが新たな価値をお届けするツールになると思っております。今後も、最新技術を取り入れた旅行系サービス、付加価値の高い商品を提供することで、引き続き皆様のビジネスの幅を広げるサポートをしていきたいと考えております。
“Being Together”―これは弊社設立以来私たちが大切にしているモットーです。お客様である航空会社、旅行会社の皆様はもちろんのこと、弊社のシステムを支えるシステムベンダーやサプライヤーといったビジネスパートナーの皆様も含めて、「一緒になって良いものを創っていこう、ともに発展・成長していこう」という私たちの強い志を表しています。どのような状況下においても、社員一丸となって最高のサービスを提供し、皆様にとって本当に必要なGDS、顧客満足度ナンバーワンのGDSとしてさらに進化していくことをお約束いたします。
本年もより一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社インフィニトラベルインフォメーション
代表取締役社長
藤木悟