50代男性は消費よりもパートナーへの「きずな投資」、旅行や贈り物など ―博報堂

博報堂新しい大人文化研究所による調査で、「50代男性」は、消費よりも投資に関心を持つ傾向がみられた。投資対象の例としては、旅行や贈り物などを通じた「パートナーとの絆を深めるための投資」が挙げられている。今回の調査は、同研究所が定年後のセカンドライフを意識し始める50代男性有職者にフォーカスして考察したもの。

具体的な投資の内容は「ライフライン投資」「セルフプロジェクト投資」「絆投資」の3種類だという。

ライフライン投資とは、主に自分が生きるための投資のこと。金融知識を深めるための金融商品などが対象で、例えば自分の生活を守りながら高齢となった親の介護をおこなうことなど視野に置いたライフライン強化がおこなわれる。

セルフプロジェクト投資とは、定年後に自分がやりたいことを実現するための投資のこと。必要な知識や資格の取得や人脈拡大を目的とするコミュニティへの参加費用などが想定される。

そして、絆投資とはともに長く生きていくパートナーと絆を深めるための投資。50代男性が定年後、「配偶者や家族との時間が増える」ことに対する強い期待があり、セカンドライフ充実のためには家族が重要だとする意識を表すものという。同研究所では、このための投資として、例えば旅行や贈り物などを積極的におこない、ともに長生きして家計を共にするパートナーとの絆を深めることが想定されると考察している。

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