伊勢志摩サミット後の観光客数が増加傾向、伊勢神宮周辺で8割以上の施設が「旅行者が増えた」

三重県伊勢市はこのほど、観光施設や宿泊施設などに対するアンケート調査を実施した。2016年5月に開催された「伊勢志摩サミット」前後の観光客の動向を分析したもの。

それによると、「サミット後に観光客が増加した」との回答は全体の67%(サミット前よりも「多い」「少し多い」の合算値)。さらに伊勢神宮(内宮、外宮)周辺では8割以上で増加傾向が見られた。

外国人観光客に特化してみると、約5割がサミット後に「増加した」と回答。伊勢神宮周辺は6割以上で増加したほか、二見地域では施設によって異なる傾向だったという。

外国人観光客の国籍をみると、アジア系が半数以上を占める施設が約6割、欧米系が半数以上を占める施設は約1割。また、団体旅行者が減少し、個人旅行者が増加したとの声も寄せられたという。

伊勢市:発表資料より伊勢市:発表資料より

この調査は、84施設を対象に実施したもの。回答数は52施設。調査期間は2016年12月9日から16日まで。

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