トリップアドバイザーが発表した「世界の人気観光地ランキング2017」で、今年の1位はインドネシアの「バリ島」となった。トリップアドバイザーでは、バリ島内の人気観光地ランキングで「スミニャック」「ウブド」「クタ」がトップ3となってたことから、バリ島はビーチリゾートから山間部まで多彩な魅力が旅行者を惹きつけているとしている。
また、2位のロンドン、3位のパリをはじめ10位以内にはヨーロッパから6都市が入り、人気の観光地としての強さを見せつけた。日本はトップ25以内にランクインした都市はなかった。
日本の人気観光地に限ると、1位の東京(23区)、2位の京都市に続き、3位には北海道の倶知安町が初登場でランクイン。このほか、6位に廿日市(広島県)、7位に屋久島(鹿児島県)、9位に富士河口湖町(山梨県)などの4都市が初登場でトップ10入り、5位の奈良市、10位の高山市(岐阜県)など、2都市が圏外からのトップ10入りを果たすなど、地方都市の躍進が目立った。
トリップアドバイザーによると、3位に入った倶知安町は、スキーなどのウィンタースポーツの施設が評価の高い場所のランキングで上位にあがっているという。
なお、世界の人気観光地の平均宿泊費を比べると、トップ10以内で最も高いのはニューヨークの3万9100円。東京は8400円で、人気1位のバリ島(2万3100円)や、先進国の首都であるロンドン(2万9000円)、パリ(2万5600円)などを大幅に下回った。