NTTデータは、小売事業者向けに訪日外国人を対象としたマーケティング活動と購買促進をサポートする「CAFIS Attendant(キャフィス アテンダント)」の提供を開始した。このサービスは、購買時に訪日外国人客が手に取った商品の興味情報(商品名・言語・日時など)を収集する多言語商品説明アプリとデータ分析をする管理Webで構成され、小売事業者のインバウンド戦略のサポートを行うもの。
多言語商品説明アプリは、商品バーコードを読み込むと英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、日本語の5カ国語で商品の詳細情報を表示・閲覧することが可能。これにより、訪日外国人客はより安心して買い物を楽しめるようになる一方、接客スタッフにとっては負担軽減やコミュニケーションのサポートにつながる。また、小売事業者は、アプリで収集された購買前の興味情報を把握できるため、商品の仕入れ量や棚割りなどの店舗運営に活用することも可能。
NTTデータは今後、このサービスにおいてCAFIS(NTTデータが提供する決済ネットワーク)との決済連動によるスマートショッピングなどさまざまな機能拡張を検討していく考え。