凸版印刷はこのほど、同社運営の体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」に「国指定史跡 下藤キリシタン墓地」「日光街道と一里塚」「集成館(紡績事業)」「尼崎城」「春日大社」「富岡製糸場と周辺施設」の史跡コンテンツを追加公開した。
ストリートミュージアムは2016年9月から凸版印刷が展開しているサービス。VRとGPSとの連動で、史跡を訪れた旅行者がスマートフォンをかざすと、当時と現代の風景を重ね合わせながら鑑賞できる仕組みだ。映像とともに音声でも歴史を学べるほか、スタンプラリーや古地図表示機能もある。
たとえば、大分県臼杵市の下藤キリシタン墓地の場合、洗礼名を刻む半円柱型墓碑や、 約400平方メートル の墓地空間に広がる66基の石組遺構や礎石建物とみられる遺構などをVRで再現する。
同社はデジタルを通じた地域の魅力発信を強化しており、今回の追加でストリートミュージアムのコンテンツ数は24点となった。