セーバー・コーポレーションは、航空販売システム会社Radixxの買収を発表した。RadixxはLCC分野に強みを持つ。セーバーは、現在世界の航空旅客の30%近くがLCCを利用していることから、Radixxの買収を決定。今後、LCCの販売・流通などを強化していく考えだ。
フロリダ州オーランドを本拠とするRadixxは1993年に設立。汎用性の高いクラウドベースの航空会社ソリューションを開発。代表的な製品としては、このクラスでは最高レベルのLCC旅客サービスシステム(PSS)やインターネット・ブッキング・エンジン(IBE)などがある。
Radixxのトラベルeコマース・プラットフォームは、LCCだけでなく、あらゆるタイプの航空会社をサポート。同社のPSSに組み込まれた販売システムを利用することで、航空会社はオムニチャネル販売を構築できるほか、あらゆる流通チャネルを通じて付帯サービスの販売を強化することも可能になる。今後、両者はフルサービス・キャリアも含めたすべてのマーケットに対して、革新的で包括的なソリューションを提供していく。
買収後、Radixxはセーバーのエアライン・ソリューション・ビジネスを担う独立した子会社となる。