観光庁、観光事業者のGW利用実績を調査、2019年比で70%減の宿泊業が3割、旅行業は8割

観光庁は2021年5月28日、GoToトラベル事業の一時停止が旅行の繁忙期であるゴールデンウイーク(GW)にも継続されたことを受け、宿泊・旅行業者への影響を調査するために5月1~5日の利用実績を公表した。対象は、GoToトラベルへの参画事業者。

まず、宿泊業のGWの利用実績は、新型コロナウイルスの影響がなかった2019年同期比で70%以上減少したと回答した事業者が約3割だった。ただ、緊急事態宣言対象地域では70%減少が約6割と、旅行者が感染を気にしてより回避した様子も浮き彫りになっている。

一方、さらに厳しいのが旅行事業者だ。70%以上減少した事業者が約8割。91~100%減少というほぼ壊滅状態だったの事業者は64.8%を占め、苦境があらわになっている。旅行事業者については、緊急事態宣言対象地域、まん延防止等重点措置地域、その他の地域によって大きな差はなかった。

観光庁:発表資料より

観光庁:発表資料より

調査はインターネットにより5月7~11日に実施。GoToトラベル参加宿泊業者4963、旅行業者3103から回答を得た。

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