国際航空運送協会 (IATA) とサステナブル旅行推進の非営利団体「トラバリスト(Travalyst)」は共同で、航空におけるCO2排出量削減に向けて、透明性と汎用性の高い排出量計算方法を旅行者に提供していく。両者の協力は、航空路線ごとに乗客一人当たりが出すCO2の排出量を計算するために必要なデータと方法論に焦点が当てられる。
トラバリストは英国ヘンリー王子が立ち上げた団体。現在、主要なグローバルOTAをはじめ、グーグル、ビザ、アマデウスなどが参画している。
トラバリストのサリー・ダービーCEOは、「今回の協力は、航空分野における脱炭素化に向けたマイルストーンになる。旅行者は、旅行の決定の基準となるCO2排出量に関する正確な情報を必要としている」とコメント。今後、世界の主要な旅行会社や航空会社に対して新たな方法論の導入を呼びかけていく考えを示した。