日本政府観光局(JNTO)によると、2024年6月の日本人出国者数(推計値)は、2019年比38.8%減の93万200人となった(2019年6月の実数は152万993人)。2019年比の伸び率は前月の34.5%減から4.3ポイント低下した。2023年比では32.3%増(2023年6月の実数は70万3259人)となっているものの、コロナ前への回復に向けては足踏み状態が続いている。
航空データOAG社よると、2024年6月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が2019年比8.4%減の1万9645便(1798便減)、座席数が同5.9%減の460万276席(28万5957便減)となった。
主要6空港を空港別に2019年と比較すると、羽田空港(便数29.1%増の4522便、座席数23.5%増の111万8606席)と福岡空港(便数9.2%増の1834便、座席数16.4%増の39万4069席)は、便数・座席数とも、順調にコロナ前を大きく上回る推移が続く。その他4空港では減少幅に大きな変化はなく、便数・座席数は10~40%減で推移した。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。