タビナカのオプショナルツアー予約サイトを運営するKKdayグループは、新たに総額約7000万ドル(約100億円)の資金調達を完了した。今回の調達は、海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)、台湾「国家発展基金」、およびZUU & De Capital Fund、彰銀創投、ダーウィン・ベンチャーズからの出資、ならびに複数の金融機関からの信用枠によるもの。
KKdayは今年、創業10周年。今回の資金調達によって、グローバル成長戦略を加速させる。具体的には、アジア太平洋地域での合併・買収を進めることで市場でのポジションを強化するほか、AIや研究開発への投資を拡大する。さらに、アジア太平洋地域各市場でトップクラスの人材を確保していく方針。
KKdayは、AI分野の強化を目指し、AI専門チームを設立。検索機能の最適化、カスタマーサポートの自動化、コンテンツ生成といった分野に注力しているところ。今後は、より個人の嗜好に合わせた個人向けの旅行プラン提案モデルや、リアルタイムでの旅程変更機能の開発を進めていく。
KKdayが提供するBtoB予約管理システム「rezio(レジオ)」は、世界で5000社以上、日本で1000社以上の観光事業者が採用。商品数は3万点以上、rezioを利用した旅行者数は累計950万人に達しているという。
さらに、ヴィアター、ゲットユアガイド、トラべロカ、アゴダ、Google Things to Doとの連携を強化し、商品数を35万点以上に拡大させている。