登山地図アプリ「YAMAP」、他ユーザーが過去に歩いたルートを可視化、経験者向けに、マイナールートを把握

登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営するヤマップ社は、ユーザーによる過去の軌跡データを地図上に可視化した機能「みんなの軌跡」の提供を開始した。

実際の通行実績が最大限可視化されるため、一般的な登山道だけでなくマイナーなルートの把握がしやすくなる。またリスク管理として、誰も歩いていない区間が明確になり、整備が行き届いていない山や上級者向けのルートを通行している際にルートを踏み外す危険性を軽減。つい道の外に入り込み、一般的な登山道から離れてしまった場合も復帰までのルートを見つけやすくなる。

YAMAPの地図にある一般的な登山道は、通行量が多いルートは太く、少ないルートは細く表示され、ユーザーは通行量を把握したうえで歩くルートを選ぶことができる。こうした既存の通行量を太さで表示する取り組みに、多くのユーザーによる軌跡データを付加することで、山を歩く人の安心・安全をさらに支えるねらいだ。

ただ、登山経験の少ない人にとっては難しいルートも表示される可能性があるため、地図を読み慣れていない場合は、最初はこの機能をオフにし、安全な利用を推奨している。

報道資料より

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