観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2024年10月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は3699億5061万円で、2023年同月比では6.7%増となったものの、2019年同月比では17.4%減となり、依然としてコロナ前への改善は見られなかった。
国内旅行が2019年同月比8.2%減の2252億9162万円(2023年同月比0.7%増)、海外旅行は同31%減の1198億1395万円(同22.3%増)、外国人旅行は同14.6%減の248億4505万円(同1%減)だった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、取扱額が2019年同月比37.9%減の698億3151万円、取扱人数が同31.7%減の157万2568人。国内旅行は取扱額が同22.1%減の587億3864万円、取扱人数が同27.8%減の153万792人、海外旅行が同70.4%減の108億5344万円、取扱人数が同78.6%減の3万800人となり、国内・海外ともパッケージツアー離れが止まらない。
また、主要各社・グループの総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB7社が17.7%減の1304億9632万円、日本旅行4社が8.8%減の394億3642万円、阪急交通社2社が1.6%減の350億5396万円、KNT-CTホールディングス4社が25.6%減の344億2172万、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が20.4%減の309億4387億円の順だった。