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観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2024年12月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は2954億3126万円で、2019年同月比では21.2%減だった。11月は同20.3%減、10月は17.4%減で、低空状態が続いている。
国内旅行は同14.7%減の1754億1511万円で、11月の同15.7%減からはほぼ横ばい、海外旅行は同31.6%減の1049億3181万円、外国人旅行は同5.2%減の150億8433万円だった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、取扱額が同38.1%減の611億3007万円、取扱人数が同36.1%減の136万1902人だった。国内旅行は取扱額が同27%減の479億6357万円、取扱人数が同32.8%減の132万2128人、海外旅行は取扱額が同60.1%減の130億5006万円、取扱人数が同73.9%減の3万3006人と、とりわけ海外パッケージツアー離れが止まらない。
観光庁:発表資料より
また、主要各社・グループの11月の総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB7社が同17.3%減の1114億6490万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同21%減の320億6725万円、日本旅行4社が同15.8%減の280億5665万円、KNT-CTホールディングス4社が同26.7%減の259億5193万円、阪急交通社2社が同24.7%減の214億6048万円の順だった。