グローバル企業約60社、出張時のオンライン予約が約8割、BYODは3割強に

セーバートラベルネットワーク(セーバー)によると、BTMのオンライン予約率は全世界平均で78%、最も高い米国では81%になった。これは、オンライン海外出張手配ソリューション「ゲットゼア」利用企業に2012年12月~2013年2月まで実施した調査結果で、回答者数は全世界の60社強。セーバーでは「コーポレートトラベル・ベンチマークレポート2013」としてまとめている。

同調査によると、オンライン予約が進む米国でも2001年当時は26%だった。しかし、02年には43%、03年には53%と大きく増加し、以降も右肩上がりに増加。2011年に80%に達していた。米国に次いで高いのはアジア太平洋(77%、前年比9%増)で、欧州・中東・アフリカ(76%、17%増)、ラテンアメリカ(74%、6%増)と米国に追いつく勢いで伸びている。ちなみに同レポートには、業界平均は58%(フォーカスライトの調査による)と添えている。

コスト削減の改善策としては「出張規定の見直し」(68%)、「モバイルを利用した出張規定の見直し」(47%)、「バーチャルミーティング(テレビ会議等)の検討」(24%)と続く。また、2013年の出張について、回答者の25%が「より増える」と回答。79%が「予算もアップする」としている。


▼出張時のBYODも拡大

また、出張時のBYOD(Bring Your Own Device)、 個人が所有するスマートフォンなどデバイスの持込みも普及している結果が明らかに。2012年調査ではBYOD利用が9%だったが、今回は35%の企業がBYODを活用していると回答。モバイル端末を使う目的としては「フライト情報を得るため」が4年連続1位となった。

 

なお、ゲットゼア利用企業のオンライン予約数は年間1260万件。国際航空券では平均28%、海外ホテル予約では20%、海外出張予約の手配費用では66%のコスト削減が実現し、総額19億米ドルの削減を達した。


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