トリップアドバイザー掲載の飲食店が1年で2倍超の約38万軒に、今年も宿泊施設141軒を表彰

トリップアドバイザーは2015年3月3日、「トラベラーズチョイスホテルアワード2015」で、日本の宿泊施設向けの表彰式を開催した。今回は世界89万軒以上の施設から全8部門合計で8151軒が選出。このうち日本では、国内3万軒以上の施設から141軒が選ばれた。表彰式には約100軒の受賞施設が参加した。

表彰式では日本法人代表取締役の原田劉静織氏が、近況情報を発表。日本における掲載施設数は、2015年2月時点で宿泊施設が3万2125軒(前年比1223軒増)、飲食施設が38万4392軒(23万8884軒増)、観光施設が2万1300軒(5216軒増)と、この1年でも大きく伸びた。なかでも飲食施設は2倍以上に増加。これは、サイトユーザーがサイトを日常的に利用してもらうために、日々利用する飲食店の掲載数を重視し、強化した結果だという。

また、アカウントマネージャーの高橋和也氏は、全世界と日本のユーザーを対象にした最新のネット調査結果を発表。これによると、クチコミをする理由は情報の「共有」とクチコミが役に立った「お返し」が、日本および全世界のユーザーでも最も多いが、日本人は「自分の体験や旅行について回想/記憶するため」が40%と、全世界の14%に比べて多いのが特徴的だ。

クチコミを書く時間も日本人は長く、「旅行直後」が多い全世界と比べると、日本人は旅行後「1週間以上」が50%と後から思い出しながら書く人が多い。そのため、投稿の際のデバイスはPC(デスクトップ)を「常に使う」が約8割を占め、全世界の54%を大きく上回る。一方、全世界ではモバイルやタブレットの使用割合も、「ほとんどの場合に使う」「時々使う」を含めると半数弱から6割を占めるが、日本人は6割~7割が「まったく使わない」と回答している。

なお、オーナーからの返信で期待する内容は「クチコミで提起された具体的な問題への対応」が最も多く、「オリジナリティがある」ことも求められている。それに加えて日本人には「プロ意識が高い」や「客観的でバランスがとれている」などが全世界よりも求める要素が強い結果となった。

(トラベルボイス編集部)

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