日本人の海外旅行、宿泊予約は平均2.9か月前から、渡航経験が少ない人ほど「もっと早く準備すればよかった」 ―JTB

JTBワールドバケーションズはこのほど、日本人を対象とした「海外旅行意識調査」をおこなった。それによると、海外旅行に行こうと思った時期の平均は旅行時期の5.3か月前、旅行を検討し始めた時期は4.5ヶ月前、宿泊予約は2.9ヶ月前、海外での飲食や観光スポットの予約時期は平均で2.2ヶ月前だった。

検討し始めた時期(平均4.5か月前)の内訳をみると、最も多いのは「3か月前」(23.1%)で、過半数以上が旅行直前の3か月以内に検討を開始。その一方、半年以上前から検討する人も17.9%を占めることがわかった。

海外旅行の検討・予約時期や検討開始時期の内訳は以下のとおり。

JTBワールドバケーションズ:報道資料より

また、海外旅行に慣れていない人ほど、「もっと早くから準備すれば、もっと楽しめた」と回答する傾向も明らかになった。

例えば、渡航経験が3回以内の人では「宿泊」については53.9%、「飲食」では67.2%、「観光スポット」では72.2%が「もっと早くから準備すればよかった」と回答。その割合が、渡航頻度に応じて多くなっているのが特徴的だ。

JTBワールドバケーションズ:報道資料より

なお、最近の海外旅行について感じることでは、80.7%が「中国・韓国・台湾などアジアからの訪日旅行者が増加していると感じる」、74.9%が「海外旅行先で中国・韓国・台湾の人たちを多く見た」と回答。また、「直前だと飛行機やホテルの予約がとりづらい」と感じている人も約6割(59.0%)に至ったという(いずれも、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した割合の合計)。

この調査は、海外旅行経験のある20歳から69歳までの国内男女1034名を対象に実施したもの。調査期間は2015年12月9日から10日まで。海外旅行経験があるだけでなく、今後も海外旅行を検討し、さらに海外旅行検討時に、旅行先や予算、旅行期間の決定に関与している人が対象となっている。

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