インバウンド対象の旅行保険付き富士登山ツアー、ウィラートラベルが販売開始

ウィラートラベルは訪日旅行者の増加にあわせ、訪日旅行保険を組み込んだ富士登山ツアーの販売を開始した。訪日旅行保険とは外国人旅行者が日本入国後に加入できる旅行保険で、これにより事故発生時の治療費や移送費の補償や高額治療費の一時負担の不要、英語・中国語・韓国語の電話医療通訳も可能になる。ウィラートラベルによると同保険が組み込まれた富士登山ツアーは、今回が初めてのこと。

ウィラートラベルが2015年に主催した富士登山ツアーの参加者のうち、訪日外国人旅行者は前年の約200％の伸びとなる1000名を超えた。人数が急増するに伴い、安全や緊急時の対応を心配する声も高まってきたという。

そこで今回のツアーでは訪日旅行保険の組み込みのほか、有資格の山岳ガイドとともに英語対応可能な添乗員が同行。山頂に近く、荷物を預けたまま山頂へ迎える本八合目の山小屋での宿泊を指定するなど、参加者の負担も最小限に抑えた。旅行代金は一人2万800円、レンタルギア付きの場合は2万9800円。今年は7月2日～9月10日の約2か月の催行期間で、昨年の2.5倍となる2500名の利用を目標とする。