トリップアドバイザーはこのほど、世界の人気観光地20都市への旅行費用を比較した「旅行者物価指数(トリップインデックス)2016」を発表した。四つ星ホテルに2名で3泊する前提で、費用が最も安い都市は3年連続でベトナムのハノイ。費用は5万810円だった。そのほか、9位までが宿泊・飲食・観光を含めた合計が1万円以下となっている。
逆に費用がもっとも高い都市は米ニューヨーク(18万6790円)。2位は東京の15万5390円だった。内訳をみると、ニューヨークは宿泊料にもっともコストがかかる一方、東京は食事とタクシー代が20都市の中で最高価格に。メキシコのカンクンは観光入場料が最高値となった。
旅行物価が安い都市トップ10は以下のとおり。水色は同項目を他都市と比較した最安値。カッコ内の数字は昨年の順位。
旅行者物価の安い都市トップ10
旅行物価が高い都市トップ10は以下のとおり。オレンジ色は同項目を他都市と比較した最高値。カッコ内の数字は昨年の順位。
旅行者物価の高い都市トップ10
この調査は、トリップアドバイザーに掲載された予約可能な夏期(2016年6月20日~9月30日)の食事、ツアー、アクティビティなどの観光、タクシー代、宿泊費をもとにしたもの。対象は海外からの旅行者が多い20都市。例えば食事は一般的な料理2人分、夕食には副菜とメイン料理とワンボトル1本を注文するなど、条件をそろえて計算。また、宿泊は4つ星ホテルで合計3か所の観光スポットを訪問する前提とした。